2019/04/12
無料のGmailで独自ドメインのメールを送受信できないと思っていませんか。
一定の設定をすれば、無料のGmailでも独自ドメインの送受信ができるようになります。
目次
無料のGmailで独自ドメインを受取るメリット・デメリット
メリット
・スマートフォンがあればどこでもメールが確認できる。
・パソコンの買換えの際に、メールを移動させる必要が無い。
・送受信の度にウイルスチェックがされる、迷惑メールの振分が行われる等、パソコンのメールソフトよりもセキュリティが高い。
・パソコンにメールが保存されていないので、万が一パソコンが故障してもメールが無くならない。
・パソコンにメールが保存されないためパソコンの保存容量を圧迫しない。
・他のメールソフトにないラベルという機能があり、1通のメールを複数の区分に分けて管理することができる。
ラベルについて、Gmailはラベルとフィルタの機能を使うと効率的にメール管理ができます。で書いています。
・メールの検索機能が優れており、メールの本文や題名だけでなく添付資料まで検索の対象となっている。
デメリット
・送受信が遅くなる(1時間に一回程度、手動であればいつでも取得できます)
・Chromeの拡張機能をインストールしないとインターネットが繋がらない環境で過去のメールを確認できない。
拡張機能について、インターネットに繋がなくてもGmailが見られる。万が一のためにオフラインGmailを導入しよう。で書いています。
設定に必要なもの
独自ドメインの取得
Gmailのアカウントの取得
Gmailのアカウントの取得方法
現在使用しているGmailのアカウントがある場合でも、より安全にメールを運用するために外部に公表しないGmailの別アカウントを取るべきです。
Gmailのアカウント取得画面で下記の必要事項の登録を行い次のステップをクリックすればアカウントが取得できます。
名前
ご自身の名前を入力してください。
ユーザー名を選択
好きな名称を入力してください。(他のユーザーが使用している場合はエラーがでます)
パスワードを作成
できるだけ大文字、小文字などが混じるセキュリティーが高いものにしましょう。(一部を大文字にするだけでもセキュリティーが高くなります)
パスワードの再入力
作成したパスワードを入力してください。
生年月日
ご自身の生年月日を入力してください。
性別
ご自身の性別を入力してください。
携帯電話
必ず入力が必要な項目ではありませんので、入力を省略して問題ありません。
現在のメールアドレス
必ず入力が必要な項目ではありませんので、入力を省略して問題ありません。
テキストを入力
ご自身のパソコンに表示されている画像の文字を入力してください。
国
ご自身の国を入力してください。(基本は日本だと思います)
Googleの利用規約とプライバシーポリシーに同意します
クリックをして、チェックを入れてください。
Gmailへの独自ドメインの設定方法
独自ドメインのアカウントの準備
取得した独自ドメインの下記の情報を準備してください。
お名前.comの場合で説明します。
・メールアドレス 設定した独自ドメインのアドレス
・ユーザー名(アカウント名) メールアドレスと同じです
・パスワード サーバーのコントロールパネルのメールアカウントに記載されているパスワードです。
・受信サーバー POP.×××(×××は独自ドメインです)
・送信サーバー SMTP.×××(×××は独自ドメインです)
アドレスの設定
1.Gmailへログインしてください。
2.ログイン後右上にある歯車のマークの設定をクリックしてください。
3.アカウントとインポートをクリックし、自分のPOP3メールアカウントを追加をクリックしてください。
4.メールアドレス欄に独自ドメインのメールアドレスを入力して、次のステップをクリックしてください。
5.メールアドレスは記載されていますので、ユーザー名、パスワード、POPサーバーを入力してください。
ポートはSSL接続を行わない場合には110としてください。(SSL接続と呼ばれる接続を行う場合は995になります)
Gmailのみで受信を行う場合には、チェックボックスにチェックを入れる必要はありません。
入力、確認が終わったらアカウントを追加をクリックしてください。
ここまでで、受信サーバーの設定が終わりました、独自ドメインのメールがGmailでも確認できるようになりました。
6.5のアカウントの追加をクリックすると下記の画面になりますので次のステップをクリックしてください。
7.メールの送信主の名前を記載してください。
メールアドレスは既に記載がされています。
エイリアスとして取り扱いますのチェックは外して構いません。
※エイリアスとは、もともとのgmailのアドレスが×××@gmail.comであった場合に、×××+info+@gmail.comの形でメールを受信することができます。
ただし、受信した際には通常の×××@gmail.comのアドレスにメールが振分けられます。ラベルなどでメールを振分ける際に便利な機能です。
次のステップをクリックしてください。
8.SMTPサーバー(送信サーバー)、ユーザー名、パスワードを入力してください。
ポートは587、TLSを使用したセキュリティで保護された接続に初めから設定されていると思いますので、そのまま触らないでください。
9.下記の画面が表示されると、独自ドメイン宛にメールがGmailチームより送られてきます。
10.送られ来たメールのリンクURLをクリックして、リンク先の確認ボタンをクリックするか記載されている確認コードを9の確認コード欄に入力して確認を行います。
ここまでで送信サーバーの設定が終わりました。
11.10までですと、送信時に「代理で送信しました」というようなメッセージが表示されしまいますので、3で記載したアカウントとインポートの名前欄の独自ドメインをデフォルトに設定しましょう。
まとめ
Gmailを一度設定すれば、パソコンを買換える際にいちいちメール設定をする必要が無く手間が減ります。
また、スマートフォンやパソコンなど端末を選ばずにメールの送受信が可能ですし、メールのウイルスチェック等も行われているため、パソコンに初めからインストールされているメールソフトより便利ですので、ぜひGmailで独自ドメインを使ってみてましょう。
次の記事はGmailを使うなら絶対必要。セキュリティを高くする3つの方法。
コメント
[…] また、アカウントの取り方は、Gmailアカウントの取り方としてこちらで説明しておりますのでご参考までにご覧ください。 […]
by 税理士との資料のやり取りは、Google Driveを使うとバックアップが取れるだけでなく郵送料の節約になります。 | 山田税理士事務所 2019年4月24日 1:36 PM