2019/04/12
税理士は独学でなれるか気になりませんか?
税理士が解説します。
税理士から見て税理士試験は独学で合格可能なのか?
独学の定義にもよりますが、学校の教室受講をせず、専門学校のテキストと問題集を使用するのであれば合格は可能だと思います。
ちなみに、自分が最後に合格した所得税法は専門学校のテキストだけを購入して合格していますので独学が可能と実体験として実証はできています。
正直教室で講義を聴けるかテキストを読むかであまり差はないのかと思います。
独学の際のテキストは何を購入するべきか?
基本的には大原やTACといった専門学校で販売しているテキストを使用するべきです。
ちなみに、大原の資料のみのコース(1月開講)だと簿記論や財務諸表論などの一番高いもので108,000円で事業税などの安いもので61,800円となっています。
仮に独学の際にAmazonやメルカリなどでテキストを購入するのであれば必ず最新年度のものを購入する必要があります。
なぜなら、法律や会計規則が変わっていて答えが異なってくる可能性や重要項目が無い場合があるためです。
安く済ませたいのであればメルカリなどで最新年度のスクールのテキスト類が出品されているときに買うのもありだと思いますが、専門学校から直接資料を購入した際に比べてワンテンポ遅れて資料が届くということが難点でしょうか。
独学のメリット・デメリット
1.メリット
・専門学校に通って勉強するよりもお金がかからない。
・専門学校の講義の開講日に合わせて予定を組む必要がない。
・自分のペースで勉強を進めることができる。
2.デメリット
・自分の心が折れた際に簡単に勉強をやめることができてしまう。
・わからないことがあった際に簡単に質問ができない(自分で調べて理解するしかない)
・周りがゆったりしたペースで勉強していると、そのペースに引きずられることがある。
まとめ
独学にしろ教室で講義を聞くにしろ合格できる量の勉強を自分のペースで試験日まで正しい方法で続けられるかが合格のカギだと思います。
試験まであきらめずに勉強を続けていれば、途中のテストの点数が悪くても(テストは所詮ただの練習ですので)受かることはありますので、あきらめずに試験を受けましょう。