2019/04/12
税理士試験は難しいって聞くけどどのくらいの勉強して、どんな勉強方法をしていたら受かったか気になりませんか?
私が所得税法を受験していた際実際にやっていた方法をお教えします。
税理士が税理士試験の所得税法を合格した年の勉強方法
所得税法は社会人の時に受験し2年間かかって合格しました。
その合格年の勉強方法は下記の通りでした。
1.受講形態
専門学校の社会人コースに通わず(DVDなどの映像も見ていません)、テキストのみのコースを受講していました。
2年目ということもありましたし、実務でもやっていたのでテキストを読み問題を演習するだけで十分でした。
1年目もDVDで受講していましたが、まとめて後で見るとことも多かったので、テキストだけで十分だったかもしれないです。
2.1日の勉強時間
平日は、3時間~4時間程度で、休日は6時間~7時間程度だったと思います。
合格した年は2年目だったので9月の開講からほぼ同じペースで電車移動の時間(約2時間)で理論の暗記(理論サブノートを1周)して、計算を進める形でやっていました。
3.間違いノート
本試験問題形式のテストを解きその際に間違いがあった項目をノートにつけるべきとよく言われていましたが、時間がかかるためノートにつけることはしていませんでした。
その代わり、間違えた項目のテキストにチェックをつけておき、空き時間に見ていました。
このテキストを見るということは、間違えた個所だけでなくその周辺の項目も確認できるためかなりおすすめな方法です。
4.本試験形式の問題の解く頻度
直前の答案練習期の問題を解く頻度ですが、平日は必ずしも書いて解くことができませんでしたので、問題文を読み、回答用紙を見ながら記載予定の箇所に答えを思い浮かべて、一個一個回答を見て問題を解いていました。
そのため平日はほとんど書くことをしていませんでした。
休日は、本試験同様に答案練習の問題を頭から時間を計って解いていました。
平日、休日ともに間違った項目については、3で書いた通りテキストにチェックをつけるとともにその間違えた項目のテキストを最初から読み返すようにしていました。
5科目すべて合格するまでの道のり
ちなみに自分が5科目すべてを合格するまでは、下記の形でした。
1.専門学校4年間在学中(高校卒業後すぐに入学)
1年目は受験資格がなかったため簿記1級を11月に合格し、合格後から簿記論、財務諸表論の勉強を始める
2年目受験し、簿記論のみ合格し、財務諸表論は不合格。
合格発表が出るまでは消費税法と相続税法の勉強を進める
3年目消費税と財務諸表論を受験し、ともに合格
翌年に備えて9月から法人税と相続税の勉強を進める
4年目法人税法と相続税法を受験し、相続税法のみ合格し、法人税法が不合格
合格発表までは相続税法と法人税法の勉強を進めており、合格発表後は法人税法のみ勉強
2.社会人から5科目すべて受かるまで
社会人1年目~3年目
専門学校時代そのままに法人税法を受験していたが、問題傾向が変わって理論が法律そのまま書いても点数が取れなくなってしまって一考に受かる気配がありませんでした。
社会人4年目~5年目
法人税法を受験し続けても合格するとは思えなかったため所得税法に科目を変更して勉強して何とか合格しました。
まとめ
今回紹介した受験時の勉強方法は、合格した税法すべて同様のやり方だったため理論は法律の本文がそのまま出る場合にはかなり有効なんではないかと思っています。
ただし、法人税法のような法律本文を書かなくても合格してしまうようなものであると法人税法は合格できませんでしたので厳しいと思います。
また、税理士試験は受かったもん勝ちですので税理士として登録できるのは合格した人だけです。
周りが何と言おうが合格さえすれば、ボリュームの少ない税法で合格しようが大学院で免除となろうが問題ありませんので試験の科目でつまずいているのであればすべて国税の税法や5科目すべて合格ということにこだわらずにいろいろな合格方法を考えてみてはいかがでしょうか?